価値が上昇している金貨投資の魅力
価値が上昇している金貨投資の魅力
現在、世界では当たり前のように貨幣が使われていますが、貨幣制度が生まれる以前は物々交換による取引が一般的でした。
物々交換の場合、ひとつの物に対する価値の差があり、損得勘定が難しいという欠点があります。
そこで物々交換の代わりに登場したのが、貨幣という概念です。貨幣は貝殻や石などの自然貨幣から始まり、穀物や家畜などの商品貨幣へと発展しました。
その後、紀元前7世紀のリディア王国(現トルコ)で金属貨幣が登場したのです。
これが西洋における金属で作られた貨幣、コインの始まりと言われています。
リディア王国で作られた金属貨幣はエレクトロン貨であり、金と銀の合金によって作られたものです。
やがて時代が進むと、特定の国や政治の影響を受けない金属貨幣として、金貨・銀貨・銅貨が選ばれるようになりました。
これらの金属は加工が容易であり、耐久性もあることから広く一般社会に浸透していくことになります。
特に金を材料にして作られた金貨は、その希少価値の高さと見た目の美しさから、富の象徴として尊ばれました。
1816年になると、英国で金本位制を開始されます。
金本位制は世界各国の銀行が、発行した紙幣と同じ額の金を保有し、いつでも金と紙幣を相互に交換できる制度のことです。これは金を貨幣経済の基軸に据えること、いわば世界の通貨を金で統一するという意味合いがありました。
実際、金本位制は19世紀から20世紀初頭にかけて世界で導入されるようになり、日本でも明治政府が金本位制に参入しています。
しかし、世界経済のあり方の変化や、1929年に起こった世界大恐慌などが原因となり、金本位制は徐々に崩壊し、1930年ごろにはほぼ全ての国で廃止されました。金本位制の崩壊により、世界における金の価値相場は変動制へと移行していくことになります。
金本位制が敷かれていた時代は、本位貨幣といって貨幣の素材自体の価値と額面金額は全く同じとされていました。
しかし、現在では金貨自体の価値と額面に差が出るため、売買において額面以上の価格で取引されることも少なくありません。
特に発行枚数が少ない記念金貨はプレミアの価値がつきやすく、高値で取引されています。
世界には20万種類を超えると言われ、数万から数十万、価値が高いものは数百万円の値がつくことも珍しくありません。
記念金貨は発行枚数が限られているだけでなく、将来同じものは決して作られないという希少性から、必然的に価値も価格も高くなる傾向があります。
「今年買った数万円の記念金貨が、3年後には10万円になった」ということもあり得るのです。
このように金貨は、単に現物資産としての価値だけでなく、投資という意味でも非常に魅力的だと言えるでしょう。
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