銀貨の種類や販売店の違いと保管方法について
銀貨の種類や販売店の違いと保管方法について
銀貨は、通貨として使うためのものと投資用に作られた純銀製のもの、そして収集用の3つに分類されます。
投資用では、アメリカの造幣局が発行しているイーグル銀貨、オーストリア政府が発行しているウィーン銀貨、中国造幣公司が発行しているパンダ銀貨がよく知られている種類です。
いずれも純度99.9%の1オンスの銀であり、純銀通貨としてよりも投資などの目的で販売されています。
現在は通貨として使われることはあまりありませんが、中世ヨーロッパでは、地域間貿易でコイン型の銀が使われていました。
貿易に使われたコインの中でも、ペニーは、イギリスではペニー、ドイツではペニヒなどと呼ばれるなど、言語が異なる国でも共通して広く使用されていたのです。明治時代の日本でも、外国との貿易のために銀製の一円硬貨が使用されていました。
この他にも、アメリカや香港の1ドルやフランスの5フラン、メキシコのレアルなどが挙げられます。
現在も入手できる収集用の銀貨とは、銀そのものの価値よりもコインの希少性に価値があるとされるものです。
そのため、硬貨の価値は銀の時価や銀の含有量と必ずしも連動しません。
稀少性の高いアンティークコインなどは、長期的に保有していると価値の上昇が期待できるため、資産運用のひとつとしても注目を集めています。
記念コインなどの通貨用銀貨はコイン専門店、投資用銀貨は貴金属店、収集用銀貨はコイン専門店が主な販売元です。
コイン専門店なら、鑑定をしっかり行っており本物であることが保証されるのがメリットです。
また、適正価格での販売となりますので、安心してご購入いただけます。
記念コインだけでなくアンティークコインも多数取り揃えており、保管方法などのアドバイスも行っておりますので、初心者の方にもおすすめです。
銀は金に比べると黒ずみやすい性質がありますので、保管方法に気を付けると良いでしょう。
黒ずみの原因になるのは、汚れが付着したり、空気や湿気にさらされたりすることで生じます。黒ずみを防ぐために、保管する際にはコインケースやシーラーを利用して空気を遮断し、シリカゲルなどの乾燥剤を直接触れないように使う方法もあります。
コインを触るときには、汗や皮脂の付着を防ぐために、清潔なやわらかい手袋などを使用するなど、素手で直接触れないようにしましょう。
化学反応を早めてしまいますので、高温になる場所や直射日光が当たる場所も注意が必要です。
黒ずんでしまった銀は、専用のクリーナーにつけ置きして洗う方法もありますが、価値が下がってしまう可能性もあります。
コインの購入後は、ケースに入れて大切に保管しておきましょう。
コインの販売・購入、お手入れ方法なら、プロがいるコイン専門店の恵比寿コインにご相談ください。